院長プロフィール

田中賢一郎
2021年9月に、松江市西川津町に「かわつ田中クリニック」を開院いたします、田中 賢一郎(たなか けんいちろう)と申します。
私は松江市出身で、これまで、糖尿病内分泌内科医として島根大学医学部附属病院、マギル大学(カナダ)および基幹病院で診療や研究をしてまいりました。
糖尿病専門医、内分泌代謝科専門医、総合内科専門医の資格を有し、特に糖尿病、高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病、甲状腺機能異常などの内分泌疾患、骨粗しょう症をはじめとする骨代謝疾患が専門です。

骨・筋骨格・糖尿病に対する島根県独自のエビデンス構築を目指した研究グループ「しまねBMDラボラトリー」の副代表をしています。

私の理想の医師像は、「患者様の相談役として生涯にわたり寄り添っていける主治医」です。患者様と正面から向き合い、病気だけでなく、人柄や考え方なども理解し、本当の意味での主治医を目指しております。
総合内科専門医として、内科全般を幅広く診療していきます
膵臓から分泌されるインスリンは、エネルギー源となる糖の代謝に重要な役割を果たしています。
糖尿病は、そのインスリンの作用不足によって高血糖を来たし、様々な合併症(網膜症、腎症、神経障害、脳梗塞、心筋梗塞、骨粗鬆症、歯周病など)を引き起こします。
放置すると生活の質(Quality of Life)を下げ、寿命を短くしてしまいます。
糖尿病の原因や重症度、併発する合併症は人それぞれ異なります。現在多くの優れた糖尿病薬を使用できるようになった反面、各個人にあった薬をいかに選択するかがポイントになっています。
これまでの経験をもとに糖尿病の発症予防、診断、治療まで、一人の患者様を全身にわたって管理させていただきます。

一方、骨粗しょう症は骨が弱くなり骨折する危険性が高くなる病気です。骨粗しょう症は、性ホルモンをはじめとする様々なホルモンや糖尿病も関与しており内分泌内科医も専門とする病気です。
松江市内では現在も腰が大きく曲がった高齢者を目にすることが多く、骨粗しょう症に対する医療介入が少ないことも背景にあると思われます。
骨粗しょう症による骨折は要介護、寝たきりの主要因となり、生活の質や健康寿命、生命予後に悪影響を及ぼします。近年、多くの骨粗しょう症治療薬が登場しており、これまで培った知識と経験をもとに、骨折リスクの高い方をできるだけ早期に発見し、各個人にあった予防・治療法を提案させていただきます。
かわつるん
地域の皆さまの健康寿命延伸に貢献できるようおひとり、おひとりに寄り添い、何でも気軽に相談できるクリニックを目指しております。当院への来院を心からお待ちしております。
略歴
2001年3月
島根県立松江北高等学校 卒業
2007年3月
島根大学医学部医学科 卒業
2007年4月
島根県立中央病院 研修医
2009年4月
島根大学医学部附属病院内分泌代謝内科 医科医員
2010年4月
神戸大学大学院 特別研究員
2013年3月
島根大学大学院 博士課程 卒業
2014年4月
益田赤十字病院第三内科 副部長
2018年4月
島根大学医学部附属病院内分泌代謝内科 助教・副病棟医長
2020年4月
松江記念病院内科 副部長
2021年9月
かわつ田中クリニック 院長
資格
医学博士
日本内科学会 認定医、総合内科専門医
日本糖尿病学会 専門医
日本内分泌学会 専門医
難病指定医
臨床研修指導医
日本緩和医療学会 緩和ケア研修会修了
受賞歴
2011年   
第29回日本骨代謝学会トラベルアワード
2013年   
島根大学医学部 若手研究者優秀論文賞
2013年   
島根大学医学部萌雲会 研究奨励賞
2013年  
国際骨代謝学会・日本骨代謝学会合同国際会議トラベルアワード
2015年
公益財団法人 MSD生命科学財団 海外留学助成
2016年 
マギル大学研究発表会 トラベルアワード
2016年 
公益財団法人 持田記念医学薬学振興財団 海外留学助成
2016年   
日本骨代謝学会トラベルアワード
2019年   
島根大学医学部 若手研究者優秀論文賞
2019年   
日本骨代謝学会トラベルアワード
2019年   
島根大学 若手研究者表彰
業績
院長の業績はコチラ(PDF)
島根大学広報誌 広報しまだい 2013.4 vol.16より
島根大学 お宝研究 vol.14より